2016年5月13日金曜日

マイネルカホンキット製作過程

先日開催したカホンワークショップの取材をしていただいたスタジオラグさんのブログがアップされております。
作業工程すべて順を追って細かく書いていただきました!
ありがとうございます♪



工具は色々と必要ですが、どなたでも作れますので興味のある方は是非お問い合わせください!
動画は完成したカホンでのセッション。

mj guitar school
Mail  info@mj-guitar-school.com

2016年5月11日水曜日

今年一発目のカホンワークショップ

毎年恒例のmj guitar school楽器作りワークショップの季節がやってまいりました!
今年一発目はカホン。
天気はまさかの終始どしゃ降りでしたが参加者のお二人がとても器用だったのでバッチリ完成まで辿りつきました!

しかも今回は日本でもアクセス数トップを走る楽器や音楽をテーマにしたblogを書いているスタジオラグのキンヤ氏が取材に来てくれました。
お手伝いやセッションにまでお付き合いいただいてありがとう♪

有益情報満載です!
https://www.studiorag.com/blog/fushimiten/

毎年やってる不思議現象ですが同じ材料、同じ工程で作っても一台一台全然音が違う。
今回完成した二台も然り。
厳密に言えば塗装の厚みだったり接着の仕方だったり音に違いが出るのは当たり前なんですが、ここまで違うのかと。
市販の楽器だってそう。
皆さんが持っているその楽器は唯一無二の楽器なのであります。
日々愛情を。

秋まで楽器作りのワークショップは続きます。
カホン、ウクレレ、季節関係なくエフェクターやシールドなど、
皆さんに楽器の楽しさを実感していただけるよう企画していきたいと思います。
興味のある方はご連絡くださいませ。
日程等は参加者の方のご都合に合わせてやっていきますのでお気軽にどうぞ!
info@mj-guitar-school.com

 
  

2016年5月9日月曜日

Maruhaギターを触ってみる

出張レッスンの生活さんが福岡のご実家に40年眠り続けているギターがあると言うので、GW帰省の際に引き取ってくるように!とお願いしたらホントに引き取って来てくれました。

MaruhaというブランドのNo.618というモデルで、生徒さんの叔父にあたる方が60年前に購入されたギター。

Maruhaという国産ギターメーカーが過去あったのは知ってたけど現物は見た事も触った事もなくワタクシ大興奮。

なんともシルエットが美しいこのギター、鳴らしてみると合板特有のカラッとした軽い音で深みはないけど、弾き語りするならワシええ仕事しまっせ!と訴えてくる感じ。
思っていたよりよく鳴ります。
ネックも太くないし弦高を下げてやれば使えるしまだまだ育ちそう。

2枚目写真で確認出来るようにナット直下になぜかフレットが打ち込まれてあり、これが音質的に貢献されているのか分からないけれどこれも珍しい部分。
そして僕がパンケーキと名付けた極薄のペグの可愛いさたるや…。

帰ってMaruhaについて少し調べてみたんですが、全くと言っていいほど資料なし。
分かった事といえば戦後すぐに福岡の久留米で創業し70年代に倒産。Maruhaのドラマは僕が生まれる前にエンディングを迎えていたということ。

福岡の叔父にあたる方が地元発祥ブランドのギターを60年前に揚々と購入され、そこから40年眠って2016年に福岡を離れ京都で姪っ子の手に渡り復活。なんともストーリーにロマンがある。
ええ話だ。
 
  

2013年8月4日日曜日

mj guitar school ワークショップ 2013 今年はカンカラ三線を作ります!

まだブログという言葉がない時代やブログが台頭しだした時代は
webでの日記をアホかちゅうぐらい頻繁に更新してましたが、
本来の属性であるモノグサ性格が顔を出すようになってからは
モノを書くという作業がどうも苦手になってきましたこんにちは。
またまた久しぶり、夏真っ盛り更新となりました。
久しぶりに書くクセに読者様には全く優しくない超長文という感じで本日もお届けしたいと思います。
クーラーの効いた部屋でよく冷えたお茶でも飲みながら
ごゆるりと最後までお付き合いくださいませ。

では唐突に本題に入っていきます。

去年の夏休み、教室で初めてのワークショップ(ウクレレ制作)をやりました。
手探り状態で敢行したわりにはキッズを中心に楽しんでくれて
参加出来なかった人達からは、もっかいやってくれとの言葉をいただいたりして
今年も第二弾をやる事にいたしました!

作る楽器は”カンカラ三線(さんしん)”
去年よりも弦が一本減りました。この調子でいけば来年は二胡ですね。
来年の事はさておき
沖縄の楽器である”三線”のボディ部分の胴を缶で作るという
ワークショップにうってつけの楽器であります。
なぜ缶で代用するのかというと、実はこれには悲しい歴史があります。

簡単に説明すると、
昭和20年、太平洋戦争終盤に地上戦の舞台となった沖縄。
恐ろしい数のアメリカ兵達はたった数日で沖縄の一部を制圧。
何もかもを失い絶望の淵にいた沖縄の人達は
アメリカ兵から配給された缶詰の空き缶に棒切れを通し、
糸やパラシュートの紐を弦代わりに張って
三線の代わりにして演奏し歌を歌い、前を向いたと言われています。

単に銅を缶で簡易化したオモチャなワケじゃなく、
悲しみの中から前を向くために生まれた楽器なんですね。

そんな戦争の悲惨さを学びつつ今年のワークショップを開催したいと思います。
そんなワケでサンプルで一本作ったので制作過程を簡単に説明していきます。

キットからの制作なので素人では難しい部分は最初から加工がなされています。

キット全景






















パーツ点数は少なめで組み立てるだけなら2時間もあれば出来そうです。
がしかし!自称工作好きを謳っている以上、ホンキ出します。

まずはお決まりの木材パーツであるギターでいうネックの棹(さお)と
ペグにあたるカラクイのヤスリ掛け。
荒い番手から最終的には#1000あたりまでキッチリとツルツルになるまで。





















次は木材パーツの塗装に入ります。
カラクイの先にガンダムレッドで雑に色づけ。

マスキングテープをライン状にカットして巻き付け、上から黒スプレーで塗装。
一度で塗り上げるのではなく薄めに吹いて数度に渡って塗っていきます。

























次は棹の塗装です。
これは濃いめのオイルステインで木目を活かします。
こちらも塗る→乾燥の繰り返しで好みの色に仕上げていきます。





















次はボディにあたる缶の胴。
ここは自由度が利くのでシールを貼ったり塗装したりと個性が出る部分。
mjさんはインパクトで穴を開けてやりました(ここから苦労の連続)
頭でのイメージは固まってるものの設計図を起こすのに苦労しました。
まずは正五角形をどうやって描くんだというところから始まり、
紙には簡単に下書きは出来るけどアルミ缶にどうやって下描きするんだと。
コンパス必須なだけにアルミ缶への下描きに知恵を振り絞りました。
水性マジックを使えば缶への下描きは出来るけどコンパスが....。

100均にコンパスを買いにいきましたが、
最近のコンパスの鉛筆部分はどれもこれもシャーペン仕様。
コンパスの鉛筆をマジックに替えれば済むかなと思ってましたが一筋縄ではいきません。
別の100均でなんとか鉛筆版のコンパスを見つけましたが
今度は鉛筆を固定する輪っかにどんなに直径の細いマジックでも入らない。
プラスチックの輪っかを割れないよう、そっとそっと縦に切断し、
なんとかオリジナルの水性マジック仕様のコンパスを作製。
全工程の中でここが一番苦労したのは言うまでもありません。






















それでやりたかったデザインがこれ。

 



なんとか下描きが出来たのでインパクトで穴開け。4ミリで攻めてやりました。

どんどん開けていくと胴の強度が弱くなってきてしまい、
缶が少し凹んでしまいました。そして僕はその何倍も凹みました。





















穴開け加工が終わると缶に塗装を施していきます。
缶のエッジの部分と穴の裏側をマスキングをして黒で全塗装。
エッジ部分はガンダムカラーのレッドでチビチビと塗り塗り。





















これで塗装の工程は全部終了。

ここまで出来たら後はめっちゃ簡単!
ナットにあたる歌口をネックに取り付け、ブリッジにあたる糸掛けを取り付け、
ブリッジにあたるウマは固定ではないので弦を張りつつ弦の張力で自立させます。
弦楽器に所縁のない人ならサクッと終わる工程ですが
やはり気になる箇所がいくつか出て来て、
歌口(ナット)とウマ(ブリッジ)の溝調整などは必要でした。

そして完成したのがコイツ!

 


 




穴開けで缶が少し凹んだ以外はほぼイメージ通りに出来ました。
ちなみに穴の一つは光るんだぜ!






















ラジコン用に取ってあったLEDが穴と同じ4mmだったので裏から仕込みました。

チューニング(チンダミというらしい)は3弦からCーFーC(オクターブ上)となります。
他にも曲に合わせて変えていくみたいですが
レギュラー的な使い方はCーFーCでよいみたいです。
譜面は専用の譜があり工工四(クンクンシー)と言いますが、
現状、mjさん全く読めません(笑)
少し読む勉強をしてみましたが頭から煙出ました。

とりあえずチューニングさえ分かれば、あとフレットレスギターと同じなので
勘でなんとかなります。音感トレーニングにもってこいです。
しかも三線では和音を弾くという概念自体がないのか、
少なくとも僕が見た工工四は単音ばかりなのでわりと簡単に弾けます。
そこに琉球音階という、どう弾いても沖縄ぽく聞こえる音階があるので
それを適当に弾いておけば雰囲気は南国マンゴーちゅら海です(笑)
ちなみに琉球音階というのはメジャースケールのⅡⅥ抜きです。
key=Cでいうとドーミーファーソーシードになります。


はい、ここまで読んでくださってありがとうございます。
以下ワークショップ詳細です。

日時:8.25 2013(Sun)
   午後2時よりmj guitar schoolにて

特に持ち物などなく手ぶらで来てもらってもかまいませんが
ヤスリ掛け作業は外でやりますので
タオルやドリンク類、暑さ対策の帽子など応じてご持参ください。
また塗装する場合、
オイルステイン、黒の缶スプレー、細部を塗るマジックは教室で用意してありますが
貼りたいステッカーや塗りたい色がありましたら
各自で持参、または事前に相談ください。

特に生徒さんだけではなく、作ってみたい方や
夏休みの自由研究が終わってない焦り気味のキッズ駆け込みも大歓迎です。
沖縄へのキット発注になりますので申し込み期限は8月15日までとさせていただきます。
ご質問、お問い合わせなどもお気軽にどうぞ〜。

お申し込み、お問い合わせメールアドレス

楽器を自分で作るというのは楽しいもんですよ〜♪

2013年6月16日日曜日

七夕セッション開催します!


すっかり間が空いてしまい、いつまでピックの話で止めとく気じゃ!と
方々からお叱りを受けております。どうもすいません!

そんななか季節は移り変わり梅雨に入りました。
楽器にとって湿気は大敵ですが、こうも雨が降らないと水不足が心配。
とか書いてたら沖縄が梅雨明けとか。大丈夫なのかニッポン。
とはいえ「天気は天(神)の気持ち」と言いますから僕が心配しても仕方なし。
ということで本題へ!

来たる7月7日の七夕にセッション大会を開催します!
一応、mj guitar school名義でやりますが、参加者はどこのどなたでもOKです!
みんなで集まって音出して音聴いて祭りだワッショイ!にしたいと思っています。
ウチの生徒さんの小学生1年生から60代の人生の大先輩、
友人がやっている高槻のギター教室からの遠征、
僕がやってるバンド”curb”のメンバー達、
そしてたくさんのミュージシャン友達をお誘いしております。

とにかくお祭りにしたいので、まだまだ参加者が足りません!
ボーカリスト、ギタリスト、ベーシスト、キーボーディスト、ドラマー。
もちろん観に来るだけでも大歓迎!
皆さんお誘い合わせの上あそびにきてください!

今回、会場として使わせていただくスタジオ246のキャンペーンで
ライブスペースのLスタジオの使用がなんと無料!もちろん参加費も無料!
そりゃ来ないってワケにはいかんでしょー!

ということで詳細です。
セッションといってもホストバンドがあって飛び入りしていく、
いわゆる「sit in形式」ではなく
今回はやりたい人が順番にステージに上がって演奏していくカタチを取ります。
この日がステージ初経験のちびっ子達もいますので、
ある程度は僕の方で振り分ける事もしますが基本的には自由です。
sit inにしないのは、初めて合う人同士で一緒に演奏する難しさや楽しさを知ってもらい、
”その場所”で音楽を作っていく感覚を学んでもらいたいからです。
アイコンタクトでのやり取り、自分が出るところ引くところの見極め、
演奏しながらまわりの状況を把握する力などなど。
こういうのってセッションをやっていくのが一番身に付きます。

こんな事を書くとどんどんセッションそのものの敷居が上がってしまうけど
単純に演奏する楽しさをその日に持ち帰ってほしいのです。
ミスったらどうしようとか初心者だしとか
スケールわかんねーとかそんなのはカンケーなし!
みんなで楽しいひとときを過ごすのが一番の目的です。
そしてせっかくたくさんのミュージシャンが集まるので
みんな仲良く横のつながりも持っていただきたいです。
見た目ちょこっとコワイお兄さんお姉さんもいるかもしれないけど(笑)
しゃべればみんな優しい人たちなハズです。
初心者さんは上級者さんに色々聞けばいいし、
上級者さんは初心者さんに色々教えてあげればいい。
そんな会話がいっぱいあればいいなと思います。

そして今回のセッションでやる曲です。
・crossroads Eric Clapton
・to be with you Mr.BIG
・演者で同士適当にキーを決めてセッション

この3テーマでやります。

各々かんたんに説明していきますと


・crossroads
本来歌ものですが今回はインストでやります。
12小節を1ループとし各楽器のソロなどガンガン入れて
飽きるまでまわして適当に終わるという感じ。
簡単に譜面を作りました。こちらからDLしてください。
見ていただいたら分かると思いますがメインリフ以外は
ギターはコード譜、ベースはルート弾きで書いてあるので
この辺りをアドリブでビシバシ弾いていただけたらと思います。
キーはA7です。いわゆるトニックセブンというヤツですので
Aマイナーペンタ、Aメジャーペンタ、Aブルーススケールを弾いておけばバッチリです!

参考動画
http://www.youtube.com/watch?v=BpD6ONVgdAQ


・to be with you
Mr.BIGの名曲です。
この曲は単純にコピーしていただければOKです。
ドラムが簡単なパーカス程度なのでドラマーさんはアレンジお願いします!
ギターさんはギターソロとそのバッキングの両方を弾けるようにしておいてください。
サビがほぼ全部コーラスで進行していくので歌える方はガンガン歌ってください。
ハーモニー入れられたら最高です!
男性ボーカルさん、しんどいかもしれないけど基本キーの変更はなしでお願いします。
オクターブ下で歌ってもシブイかも!
譜面はこちらのサイトでどうぞ
http://guitarlist.net/modules/pico/index.php?content_id=511

プリントアウトする方はこちら
ベーシストはこちら

参考動画
http://www.youtube.com/watch?v=5QD5n98R_nk


・演者同士で適当にキーを決めてセッション
これはちょっと中級者さん以上向きになりますが
本来のセッションのカタチといいますか、
キーだけ決めてあとはご自由に〜といった感じです。


上記のような感じで3テーマをやっていきます!

日時:2013 7月7日(Sun)
   12時〜16時までの4時間(参加費無料)

場所:スタジオ246 Kyoto 6階 Lスタジオ
http://widewindows.com/246kyoto/


□各自参加パートの楽器とシールド、ストラップだけお持ちいただければOKです。
また使いたいエフェクトなどありましたら持ち込んでください。

□何人ぐらい集まるのかざっくり把握しておきたいので
参加希望者さんはinfo@mj-guitar-school.comまで参加人数(代表者さんの場合)、
参加パートを明記してメールしてください。
教室の生徒さんや僕と参加のやり取りをしてる方は結構です。

□質問、お問い合わせなどは遠慮なくinfo@mj-guitar-school.comまでどうぞ。


ではでは皆さんの参加、心よりお待ちしております!