2013年3月6日水曜日

ピック考(JAZZⅢ対比)


JAZZⅢ以外のピックを買ってみたのでご紹介。


今使っている赤色のJAZZⅢは自分の中で相棒として認定しており、
自分にとってこれ以上に使いやすいピックは他にはもうないなぁとずっと思っていたので
JAZZⅢ以外のピックを買ったのは10年以上ぶりです。

そんな相棒がいるにも関わらず他のピックに浮気心が芽生えたのは、
先日、ピックパンチというオモチャをプレゼントしてもらい、
キッズの生徒達とピックを量産しまくった事と、
僕が敬愛しているDREAM THEATERのギタリスト、John Petrucciモデルのピックを見つけた事。

これらをキッカケにたまには違うピックも試してみようかなと思って買ってみたのが
JPモデルのピックとghsのシェイプS。




まずはJPモデル。こちらはJAZZⅢより一回り大きく、
ジャズタイプのピックパンチで作ったピックと同じ大きさ。
JPの文字が滑り止めになっています。材質はULTEX。
一番の特徴はアタックするピック先端が最初から斜めに研磨されていて
しばらく使って摩耗したような先端になっています。
写真ではちょっと見づらいかもしれません。

使ってみた感想としては先端の研磨のせいでトーンは甘め。
ピッキングノイズが少ないという印象でした。

個人的にULTEX素材のピック全てに言えるのですが
アップピッキング時にピックが引っかかるというか持っていかれるというか、
どう表現していいかわからないけど返ってこないんです、ピックが(笑)
これは僕のピッキングフォームのクセでそう感じるだけで
ほかの人にULTEXは評判は良いようです。
またJAZZⅢより一回り大きいので(写真下)小回りが効かないので
ピッキングフォームをアジャストする必要がある。
イコール”弾きにくい”となってしまいました。

ULTEXでJAZZⅢより大きいという時点で期待はしてなかったんですけど(笑)



続いてghsのシェイプS。
どっからどう見てSのシェイプには見えないけど。ただのモデル名なのかな。



こちらはナイロン素材の痩せ型でJAZZⅢよりほんの少し薄く、
全長というか身長が少しJAZZⅢよりのっぽさん。
持った感触はとてもよく、JAZZⅢとさほど違和感なく弾けました。
トーンは普通のナイロン素材ピックと同じ。
フルピッキングで速いのを弾くと「カスカスカス」というピッキングノイズが入ります。
昔ながらの音と言いますか、
低音弦で速弾きすると80~90年代のヘビメタリフサウンドがいとも簡単に出て
とても健全で普通です(笑)

滑り止めになるモノがなにもないのと
このご時世にわざわざピッキングノイズがわんさか入るピックをチョイスするのはどうなんだという事で
こちらもメインとして使うにはちょっと違うかなと思いました。


昔と違い、材質や形状が違うピックが山ほど販売されているので
自分に合うピックを探すのもたまにはいいかもしれません。
ただピックに限らず道具に悩み振り回されるのはアホらしいので、
直感的にこれがいいなと思ったモノを使い、自分を合わせていくほうがよいと思います。