2016年5月9日月曜日

Maruhaギターを触ってみる

出張レッスンの生活さんが福岡のご実家に40年眠り続けているギターがあると言うので、GW帰省の際に引き取ってくるように!とお願いしたらホントに引き取って来てくれました。

MaruhaというブランドのNo.618というモデルで、生徒さんの叔父にあたる方が60年前に購入されたギター。

Maruhaという国産ギターメーカーが過去あったのは知ってたけど現物は見た事も触った事もなくワタクシ大興奮。

なんともシルエットが美しいこのギター、鳴らしてみると合板特有のカラッとした軽い音で深みはないけど、弾き語りするならワシええ仕事しまっせ!と訴えてくる感じ。
思っていたよりよく鳴ります。
ネックも太くないし弦高を下げてやれば使えるしまだまだ育ちそう。

2枚目写真で確認出来るようにナット直下になぜかフレットが打ち込まれてあり、これが音質的に貢献されているのか分からないけれどこれも珍しい部分。
そして僕がパンケーキと名付けた極薄のペグの可愛いさたるや…。

帰ってMaruhaについて少し調べてみたんですが、全くと言っていいほど資料なし。
分かった事といえば戦後すぐに福岡の久留米で創業し70年代に倒産。Maruhaのドラマは僕が生まれる前にエンディングを迎えていたということ。

福岡の叔父にあたる方が地元発祥ブランドのギターを60年前に揚々と購入され、そこから40年眠って2016年に福岡を離れ京都で姪っ子の手に渡り復活。なんともストーリーにロマンがある。
ええ話だ。
 
  

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