2011年9月21日水曜日

ストラトキャスター セルフdeレリック #01

今日はいつもと趣向を変えまして工作のお話です。

最初はここで記事にするつもりがなかったので
before写真がないのが悔やまれます。

かれこれ20年以上前に買ったFenderのストラトキャスター。
いまだ手元にあるというだけでけっこうスゴイなと思ったりしますが
高校生になる時にはすでにクローゼットの中で置物と化していました。

一時期、EMGのSAを載せて使っていた事もありましたが
それも無惨に外され、引っ越すたびに処分しようか迷ったけど
いつも処分する方が面倒だと一緒についてきたストラト。

今の家に引っ越してきてからは目につく場所においていたので
見る度にどうにか復活させてやりたいなとボンヤリ思っていました。

そんな中、先月からレッスンに来てくれている生徒さんが
超かっこいいレリック仕様のストラトをお持ちだったので
これだ!と思いレリック仕様にして復活させる事を決めました。
現状で打痕や塗装の剥がれもあったのでコイツが生きる道はレリックしかないと。

レリックというのはエイジドとも言ったりしますが
意図的に傷などをつけて古びた感じにする事で
ジーンズやTシャツ、キャップでもよくあるダメージ加工の事です。



前置きが長くなりました。
というワケでセルフdeレリックの完成までの道のりを
数回に分けて書いていこうと思います。

テーマとしては
・何もかもを自分でやる事。
工具やジグなど必要なモノは特別なモノを使わず
ホームセンターで手に入るようなモノだけで組上げる。

・ごまかしごまかしで”っぽい感じ”を出す。
こういうのってやり出したらキリがないし
拘り出すとプロに頼んだ方が早くてキレイなので
あくまでセルフの日曜大工感を大事に。

・見た目は古くても音にはこだわる。
元々搭載されてたP.Uも手元にありますがあまり使えないと判断。
ライブでも積極的に使っていこうと思ってますので
ノイズに強くエフェクト乗りがよい、
個人的にポールピースがないP.Uが美しくて大好きという理由で
今回はFenderのレースセンサーのGoldを3発載せます。
シングルP.Uですがポットはあえて500KΩを使う事に。



そんな感じでまずはボディからネックと電気系パーツを全て取り外し
ボディに傷を入れていきます。写真はパーツを外した状態。


一応、作業に入る前に色んなサイトを巡回して勉強させていただいたのですが
皆さん本気度が高いのでここはオリジナルに。男気一本でいきます。

傷を入れるのはリューターのみ。オトコです。
ガリガリと削っていくと意外とすぐに塗装は剥がれていきます。
色んなビットを試してみましたが砥石(青)のテーパー型や砲弾型がしっくりきました。
部屋中粉だらけになりながらガリガリガリ......。
ライブで使ってたらこの辺傷いくなぁとか考えながら
傷をいれていくとかなり楽しいです。

やり出すとナチュラルカラーになるまでやってしまいそうなので
こんなもんか程度でやめておきます。

次は作った傷とボディの境目をサンドペーパーで馴染ませます。
#800からスタートして#1200あたりまでで順番に境目を磨いていくと
それなりに馴染んできました。
最後はエアダスターをボディ全体に吹いてピカールで軽く磨いて終了。

傷を入れる作業は新しいモノを作り出す作業に近く
おそろしく楽しいのでやりすぎに注意だと思います。
ここまで削るってお手本があったりイメージがあれば別ですが
僕みたいに行き当たりばったりで作業に入る場合は
たまに我に返った時にピックガードを乗せてみて
現状の状態を把握しつつ完成形をイメージしてやるとよいです。


長くなりました。
次回はピックガードやノブなどの樹脂パーツ編をお届けします!

以下写真は現状の状態のボディのオモテとウラ



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