すっかり寒くなってきました。
夏はわりと強いんですが冬はめっきりダメであります。
今から本格的な寒さがやってくると思うとそこそこ本気で凹みます。
個人的な事はどうでもいいとして
ギタリストとしても辛い季節になります。
ギターを持ったはいいけど、ネックの冷たさに愕然とし
左手の指先は冷たくて動かないし、ピックを持つ右手も感覚がヘン。
しばらく弾いていればネックも温まり指も動くようになるのですが
そこまでいくのにけっこう時間がかかったりします。
ギタリストに限らず楽器を弾く皆さん、特に初心者の皆さん!
冬場は上記の通り楽器を持ってからしばらくは指が動きません。
早くいつもの調子で弾こうとする気持ちは分かりますが焦ってはいけません。
ピキッ!といっちゃいます。
寒くなる前に生徒さんにも話していこうと思ってるのですが
楽器演奏も筋肉を使うという意味でスポーツと同じです。
短距離走者がその日の練習でいきなり全速力で走る事がないのと同様、
楽器もいきなり全開で弾かないようにしましょう。
冷えきった手でいきなりイングウェイなんてもってのほか。
楽器を持つ前に、まずは肩から腕を揉むようにマッサージ。
そしてゆっくりとほぐすように両手首を回し、
手のひらと指を揉んで、肩から指先までの血流をよくしてあげてください。
それとこれは僕がもう20年ぐらいやってるんですが
下写真のようにネックの付け根の一番太い場所を指で挟みこむストレッチ。
まずは人差し指と中指でネックの付け根をグッと挟み込みます。
野球でいえばフォークボールの握りのような感じです。
指の開きっぷりがキツイなぁと思うまで挟んだら、そこで10秒静止。
今度は中指と薬指、薬指と小指で同じようにやってみてください。
慣れてくると指の付け根の間の水かきが
ネックのアールに沿ってピッタリとひっつくようになります。
ちなみにアキレス腱を伸ばしたり屈伸などの体操も同様ですが、
ぐっ、ぐっとやるよりもキツイなと思った状態で静止する方が効果が高いです。
ストレッチとしても効果アリですが
指が開くようにもなるのでギターを持った時のクセにしてしまいましょう。
もうひとつ僕がずっとやってる事。
これは誰にでもオススメ出来る事ではないし
ちょっと言いにくい事であるんですが
一日の終わりまで左手を極力洗わない!
指を冷やさないためでもあるんですが
一度洗うとほぐれた筋肉が萎縮するというかリセットされたような気がするんです。
これはあくまで個人的に思うだけですけど。
メンタル的なおまじないみたいなモンです(笑)
今日、ホントは寒くなりましたねーと挨拶して
レリック制作の#2を書こうと思ったんですが
ダラダラとこんな事を書いてしまいました。
でも楽器演奏者にとって指は何よりも大事な身体のパーツ。
気を遣いすぎるぐらいでちょうどいいと思います。
腱鞘炎などの天敵から自分の指をしっかり守ってあげてくださいね。
次回はレリック#2書きます!
0 件のコメント:
コメントを投稿